多くは足の指の間などに発生し、皮がむけたりかゆみを感じたり、悩みの多い水虫。
原因は「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種です。
原因と対知ることで、お悩みを解決しましょう。
水虫の原因
水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)はカビの一種です。
もともと土のなかに住んでいたこの菌は、進化するうちに人間の皮膚の成分である「ケラチン」を栄養として繁殖するようになりました。人間の皮膚に白癬をつくる原因菌は十数種類と言われ、そのうち日本では5~6種が知られています。
では、なぜ白癬菌が病気を起こし、水虫になるのでしょうか?
水虫が伝染するとイメージされている方は多いことでしょう。
しかし、水虫の方と接触しただけでは症状が出ることはありません。
白癬菌は皮膚に接すると長い期間潜伏する性質があります。
通常は表に出てくることはないのです。
ところが、靴を長時間履いた時など白癬菌にとって好ましい「高温多湿」な環境が整った時に、菌が増殖をし始め、水疱ができるなど症状が表れてくるのです。
ですので、白癬菌を持っている方全員に症状が出るわけではないのです。
水虫対策にはちみつ
水虫の原因はカビの一種であるとご紹介しました。
カビといえば、はちみつはカビ菌が繁殖しづらい環境だと言われています。
それは、はちみつが水分量が20%以下と少ないこと、殺菌力が強いことに由来しています。
実際、試験管内試験や動物試験の結果から、抗カビ・抗菌効果を持つことも報告されています。
では、実際人間発生した水虫に効果があるのでしょうか。
熱帯雨林地域は湿度が高く、多くの方が水虫で悩んでいます。
そこで、アフリカ中央部に位置するコンゴで行なわれた研究では、水虫が改善されたという結果が出ています。
水虫患者を対象に、水虫薬・ワセリンクリーム・アカシアはちみつを患部に塗り、経過を見たところ、ワセリンクリームではあまり改善しなかった症状が、アカシアはちみつは水虫薬と同等の改善が見られたのです。
はちみつを塗るときのポイント
患部に直接はちみつを塗ります。
最初はベタつきを感じますが、5分~10分経過すると、成分が肌に浸透し、さらっとしてきます。
そのまま放置してかまいませんが、ベタつきが気になる方は水かぬるま湯で軽く洗い流してください。
まとめ
生はちみつの殺菌力は、高価な水虫薬を利用できないアフリカの地でも活躍しています。水虫は足だけでなく、手の指や身体のいろいろな箇所に表れることがあるようです。
酵素が生きている生はちみつをうまく活用して、症状の改善に取り組んではいかがでしょうか。
病院にかかっている方は、お医者さんにもご相談くださいね。