アスリートが十分なパフォーマンスを発揮するために、体内にエネルギー源を蓄えることは常識です。
そしてもう一つ意識しなければいけないのは、蓄えたエネルギー源を効率よく燃焼させること。
そのためにはビタミンB群の積極的な摂取が求められます。
糖質の代謝に必要なビタミンB1
運動開始時に即効性のあるエネルギー源といえば糖質です。
血液中の血糖や、肝臓にグリコーゲンとして蓄えられます。
短時間で燃焼されるため、特に無酸素系の運動ではおもに活躍するエネルギー源と言えます。
この糖質が効率よく燃焼するためには補酵素であるビタミンB1が必要です。
細胞内に取り込まれたブドウ糖は、補酵素のビタミンB1の助借り燃焼しますが、ビタミンB1が不足することで細胞内に燃焼しきれないブドウ糖が残ります。
残ったブドウ糖は、脂肪酸から中性脂肪になったり、ピルビン酸から疲労物質である乳酸になったります。
いずれもアスリートにとってはジャマなもの。
効率よく燃やすことで体調管理にもつながります。
脂質の代謝に必要なビタミンB2
中性脂肪や体脂肪として蓄えられる脂質。
中~長時間の運動時には持久的に燃焼してくれるエネルギーとなります。
脂質の蓄えが少なすぎると、エネルギー源が枯渇してタンパク質を燃焼し始めることになります。
つまり身体の筋肉をエネルギー源とするため、せっかく付けた筋肉量を減らす結果となってしまいます。
ただしあまり蓄えすぎると体重が増加して身体のキレがなくなってしまうため、バランスが重要です。
この脂質の燃焼に関わっているのがビタミンB2です。
基本的には糖質が不足している時にエネルギー源となるのが脂質ですが、脂質だけをエネルギー源として運動を行うと、非常な吐き気、食欲不振、嘔吐、腹痛などの症状を起こす原因ともなります。
脂肪だけを消費させようとするのではなく、運動開始時には糖質が補給されている状況を作りましょう。
まとめ
効率よくエネルギ燃焼させることが、パフォーマンスの向上と体調管理に直結していることがお分かりいただけるかと思います。
吸収スピードが速く身体に負担をかけずにエネルギー補給できる生はちみつは、ビタミンB群もバランスよく含んでいます。
運動開始直前には、そのままではなく水で希釈してから摂取することで、水分補給と同時にエネルギー補給もできます。
ぜひ普段からご活用ください。