2010年にハリウッドセレブが成功したことで一躍有名になったらしい「はちみつダイエット」。この方の場合「2週間はちみつしか食べない」という極端なものだったようです。
専属の医師やトレーナーが付いていれば別ですが、一般人にはこの方法はお勧めできません。
巷で紹介されている、一般人でも取り組める方法と、ダイエットにつながる仕組みをご紹介します。
正しく理解して、せっかく取り組むなら成果を出しましょう!
正しい方法
巷で紹介されているはちみつダイエットの正しい方法、それは「眠る1時間前にはちみつを舐める」というもの。
なんて簡単なの!今日から始めましょう!
と思ってしまいますが、注意事項が付け足されます。
- 眠る3時間~4時間前に食事を済ませる
- 夕飯はできるだけ低炭水化物食にする
- 毎日同じ時間帯に眠る(できれば7時間程度)
- 起きている間に運動する
これができればはちみつはあんまり関係なくダイエットになりそうな気もしますが・・・。
いや、そうじゃないんです。
なぜ眠る1時間前のはちみつがダイエットになるのか、それを知ればきっと納得です。
カギを握るのは成長ホルモンの分泌
このダイエットのキモは、眠っている間に脂肪を燃焼させるということ。
この脂肪の燃焼には、成長ホルモンが深くかかわっています。
成長ホルモンは、眠っている間に傷ついた骨や筋肉の細胞を修復してくれるのですが、その際に修復するためのエネルギーとして体脂肪を燃やします。
となると『しっかり眠るだけでいいのでは?』と思いますが、その前に、成長ホルモンを分泌させるため、脳が指令を出すエネルギー源が必要です。
脳のエネルギー源となるのは肝臓に蓄えられた糖質です。
この糖質が十分でないと、脳からの指令で成長ホルモンを分泌させることができないのです。
では、肝臓に糖質を蓄えるにはどうするか?
そうです、眠る1時間前のはちみつなんです!
「正しい方法」は守りましょう
最初に紹介した「正しい方法」はなぜ守る必要があるのでしょうか?
眠る3時間~4時間前に食事を済ませる
眠りに入る時点で胃に食べ物が入っていると、胃が活発に動いているため深い眠りに入ることができません。
成長ホルモンは睡眠開始から割と早い時間に訪れる「ノンレム睡眠」の状態で大量に分泌されますので、眠りに入る直前の食事は避けましょう。
夕飯はできるだけ低炭水化物食にする
はちみつはその成分のほとんどが糖質です。
砂糖に比べてカロリーが低いとは言っても、ノンカロリーではありません。
炭水化物を抜く必要はありませんが、はちみつを食べることを想定してカロリーを計算しましょう。
毎日同じ時間帯に眠る(できれば7時間程度)
毎日同じ時間帯に睡眠をとることで、身体が成長ホルモンの分泌をコントロールしやすくなります。
特に眠りについたあと3時間の睡眠を邪魔されないことを重要視して、睡眠時間を調整してください。
起きている間に運動する
アタリマエのような気がしますが、これは脂肪燃焼以外にも目的があります。
起きている間に身体を傷つけておくことで、より眠っている間の成長ホルモン分泌を促すのです。
正しい方法には、それぞれ理由があるんですね。
まとめ
眠っている間に脂肪燃焼なんて夢のようなダイエットですが、やっぱりただ単に「はちみつを舐めるだけ」なんて都合のいいことではありませんでしたね。
でも、眠る1時間前のはちみつが効率のいいダイエットを実現してくれることは間違いないようです。
せっかく取り組むなら効率よく取り組みましょう!