はちみつのカロリーを気にされる方、結構多いです。
「甘いはちみつを食べると太るんじゃないか・・・」そんな心配は当然ですよね。
そこで、カロリーを気にされる方に耳寄りな情報をお届けします。
砂糖と比較したカロリーと甘み
はちみつのカロリーを語る際、よく比較されるのは白砂糖です。
100gあたりのカロリーを比較すると下記のようになります。
- 白砂糖:384kcal
- はちみつ:294kcal
およそ3/4です。
しかも甘みは白砂糖の1.3~1.7倍と言われています。
そのため、甘みを加える際は砂糖の代わりにはちみつを使うとカロリーカットになりますよ、ということはよく知られています。
でも、今ダイエットの業界では、単にカロリー制限だけを目標値にすることはあまり意味がないということが分かっています。
はちみつが太りにくい理由
カロリーの値以外に、どんな理由で『はちみつ』がオススメできるのか、ご紹介していきます。
代謝を助けるビタミンB1
糖質を摂取した場合でも、代謝を促進するビタミンB1を一緒に摂取することで効率よく燃焼することができます。
単に「制限する」という考え方から、必要なエネルギー源は摂取して「積極的に燃やす」という考え方にシフトしましょう。
血糖値を急上昇させない果糖
はちみつの成分の大部分は「ブドウ糖」と「果糖」。
どちらも分解する必要がない「単糖類」と呼ばれるもので、消化吸収の際に身体の負担が少ないという特長があります。
しかし、吸収スピードに違いがあり、ブドウ糖は素早く吸収される一方、果糖はある程度時間をかけて吸収されます。
急激に吸収される糖質は血糖値を一気に上昇させますが、人間の身体はそれを異常事態と判断して血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」を分泌します。
インスリンは強く働くホルモンで、糖質摂取前の血糖値よりもグッと下がってしまうことがあります。
すると、血糖値不足になってしまうのですが、血糖値の低下は脳の栄養不足を招くため、脳は血糖値を上げるために「空腹」という信号を発します。
それが食欲になり、「食べたい」欲求と闘わなくてはいけません。
この血糖値の急上昇を防いでくれるのが果糖。
即時に血液中に溶けるのではなく肝臓に蓄えられることで、この悪循環を防いでくれるのです。
腸のぜん動運動で代謝アップ
はちみつに含まれる酵素「グルコン酸」は、生きたまま腸に届く唯一の有機酸。
腸に住んでいるビフィズス菌の大好物です。
ビフィズス菌が元気になることで、腸のぜん動運動が活発になりますが、実はこのぜん動運動によって基礎代謝がアップすると言われています。
寝ている間に代謝するエネルギーが増えれば、ダイエットにも効果的ですね。
成長ホルモンで脂肪燃焼
「寝る前はちみつダイエット」って聞いたことありませんか?
生はちみつにはアミノ酸の一種「トリプトファン」が豊富に含まれていて、摂取すると体内で「セロトニン」に変化します。
セロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促進するため、はちみつは熟睡を助ける働きがあると考えられています。
摂取のタイミングは「空腹時」がいいですね。
食事の前後2時間くらい空けるのがベストだそうです。
質の良い眠りで成長ホルモンを分泌させ、脂肪燃焼しながら若返り効果も狙っちゃいましょう。
甘みの摂取で生まれる幸福感
ダイエットの最大の敵は「ストレス」です。
ストレスを受けた時に分泌されるホルモン「コルチゾル」によってこんなデメリットが。
- 食欲が増す
- むくみやすい
- 筋肉が細くなる
- 脂肪をため込む
カロリーの抑制ばかり意識しすぎると、ストレス過多になって逆効果ということも・・・。
そんな時にはスプーン一杯の生はちみつを舐めながら、幸福感を感じてください。
罪悪感を感じながら食べるスイーツと違って、こんなにメリットたくさんの生はちみつですから、堂々と召し上がれ。
お肌の調子もよくなって、一石二鳥ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
カロリー制限”だけ”を意識することよりも、カラダにいいものを積極的に摂取する方向に意識をシフトして、美と健康を手に入れてくださいね!