アイネクシオの生はちみつは、一切加熱していないため、酵素やビタミンなどの栄養成分がしっかり残っています。
そのため、とっても健康に役立つ食品だと自信を持っています。

体質によってまれにお召し上がりいただけないこともありますので、ご注意ください。

食物アレルギーには「即時型」と「遅延型」がある

食物アレルギーの症状と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
おそらくは、食中~食後に吐き気やじんましんなどの、目に見える症状が出ることを思い浮かべるでしょう。

これらは、食物アレルギーの中でも「即時型」と呼ばれるものです。
症状が顕著で、タイミング的にも食事が原因だと気がつきやすいので、病院へいくなどの対処がしやすいのが特徴です。

一方、遅延型は食後数時間~数日後にじわじわと症状が表れるため、原因不明の体調不良となりがちです。
どちらも原因を特定し、アレルゲンとなる食品を摂取しないことが改善に役立ちます。

それでは、はちみつは2つの食物アレルギーとどんなかかわりがあるでしょうか。

即時型に見られるはちみつアレルギー2つの原因

アレルギーは、食品中のタンパク質であるアレルゲンが原因で起こります。
アレルゲンを「体内に入ってきた異物」と認識し、なんとか体外に排出しようとするため、くしゃみや嘔吐などの症状が出るんですね。

では、はちみつに含まれるたんぱく質には、どのようなものがあるかというと、主に2つが挙げられます。

  1. 花粉
  2. ミツバチの分泌物

花粉

ミツバチは、花蜜だけでなく花粉も花から集めてきます。
花粉はミツバチの食糧になったり、女王バチの食糧であるローヤルゼリーの材料にもなります。
花蜜と同様、巣の穴に貯めていきますので、蜜を搾るときに花粉も一緒に混ざることになります。

ソバや山芋など、実を食べた時にアレルギー症状が出る方の中には、これらの花粉に対しても軽度の症状が出る方がいらっしゃるようです。

花粉がたっぷり貯まった巣枠

花粉がたっぷり貯まった巣枠

後ろ足に花粉だんごをつけて巣に戻ってきた外勤バチ

後ろ足に花粉だんごをつけて巣に戻ってきた外勤バチ

ミツバチの分泌物

働きバチの中には、外を飛び回って花蜜や花粉を集める「外勤バチ」と、巣箱の中ではちみつを貯めたり幼虫の世話をしたりする「内勤バチ」がいます。

外勤バチは集めた花蜜を内勤バチに口移しで預け、内勤バチがそれを巣の穴に貯めていきます。
この時、ミツバチが分泌する酵素などが加わるのですが、その際にタンパク質が入り込みます。
この分泌物がアレルゲンだという方も稀にいらっしゃいますので、残念ながらその方にははちみつ全般をお薦めできません。

花粉も分泌物も、はちみつには必ず含まれるものとなりますので、ご心配な方は少量から始めましょう。
また、アレルギーで病院にかかっている方は、まずお医者さんにご相談ください。

気づきにくい遅延型

食品中に含まれるアレルゲンが原因であることは即時型と同じですが、症状が表れるまでに時間がかかること、急激な症状ではないことなどから、気づきにくいのが遅延型の特徴です。

その症状はさまざまで、150種類以上あるとも言われています。
命を脅かすような重篤な症状ではないため、「疲れがたまっている」などと診断されるケースもあるようです。

即時型と違い、アレルゲンとなる食品を長期間食べ続けることにより、症状が出るとされています。
そのため、大好物がアレルゲンになりやすいという傾向があります。

一度この症状が出たら、6ヶ月間はアレルゲンを摂取しないようにしなければ、体質改善できません。
せっかくの大好物を6ヶ月間も我慢しなければいけないなんて、ストレスで別の病気になってしまいそうですね。

そうならないために、大好物でも毎日大量に食べることは避けましょう。
一日に食べる量を減らしたり、一週間に数日は食べない日を設けたりすることで、大好物をずっと食べられることになります。
お酒好きな方の「休肝日」みたいなものですね。

下記に、症状の事例をご紹介します。
思い当たる方は、一度専門医で診察してもらってはいかがでしょうか。

消化器症状

消化不良・便秘・下痢・腹痛・吐き気・過敏性腸症候群・腹満感など

精神神経症状

不安神経症・頭痛・情緒不安定・うつ・頭が重い・集中力不足など

皮膚症状

湿疹・にきび・(アトピー性)皮膚炎・ふけ・じんましん・肌荒れ・多汗など

呼吸器系

鼻水・鼻づまり・慢性副鼻腔炎・ぜんそくなど

泌尿生殖器系

頻尿・尿意切迫・夜尿症(小児)・月経前症候群・おりものなど

筋骨格系

筋肉痛・関節痛・関節炎・関節リウマチなど

その他

不整脈・慢性疲労・倦怠感・口内炎・むくみ・体重増加など

まとめ

いくら健康にいいと言われるはちみつでも、アレルギー症状が表れる可能性があります。
しかしその反面、生はちみつを食べ続けることで、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が緩和されたという実例もあります。

非加熱の生はちみつは、酵素をはじめ多くの栄養成分を含んだ優秀な食品です。
ご自身の体質や体調と相談しながら、適量をおいしく召し上がっていただければうれしいです。

「生はちみつを食べたことで体質が改善された」という方がいらっしゃったら、ぜひお話を聞かせてください。